神奈川県にある関東を代表する温泉地といえば箱根。
都心からのアクセスが良く、関東地方では草津温泉と並んで特に人気の高い温泉地です。
日帰りでも楽しめますがどうせなら宿泊施設に泊まって観光を楽しみながらゆっくり過ごしたいですよね。
ですが、温泉地の宿泊施設って雰囲気はよくても結構古かったり、その割に宿泊費は高かったりしませんか?
歴史ある温泉街なのはわかるけど、古い旅館って暗いしなんか不気味…
もっとモダンで清潔な宿泊施設ってないの?
そんな悩みを抱えている人のために、静岡県の御殿場市にあるリゾートホテル「HOTEL CLAD(ホテルクラッド)」を紹介します。
決してビジネスホテル並みに安いわけではありませんが、同じ金額を払うのなら絶対にこちらの方がおすすめです!
土地勘がない人からしたら静岡県…?と思うかもしれませんが、大丈夫!
箱根からのアクセスは抜群なんです。この記事ではそういった疑問にもお答えします。
- 箱根周辺で綺麗で清潔なホテルを探している
- ホテルでも温泉に入りたい
- アクセスの良いところがいい
- 宿泊施設での車の駐車に自信がない
箱根旅行、宿泊施設に迷いませんか?
箱根は関東でもトップクラスの温泉地。
関東の温泉地の中でも都心部から最も近く、気軽に行ける温泉地として人気があります。
ですが日帰りで気軽に来れる反面、宿泊施設の選択肢はあまり多くないように感じます。
昔ながらの旅館が多い印象です。もちろんそういった旅館にも良さはあるのですが、デメリットも結構あると思います。
- 古い、老朽化がすすんでいる
- なんか薄暗くて不気味
- 内装が今っぽくなくて落ち着かない
- 必要以上に食事が豪華
- 奥まったところにあり車で行くのに不便
- 「箱根」と「昔ながらの温泉旅館」というブランドだけで宿泊費が高い
旅行サイトで調べていてもどれかが引っかかって予約に踏み切れない…って人、結構いるのではないでしょうか?
僕もそうでした。「箱根」というだけでどの宿泊施設も決して安い値段ではないですからね。
新しくて今風のホテルも中にはありますが、その分宿泊費も跳ね上がります。
特に若い人は迷うのではないでしょうか?
地理的な制約があるのは仕方のないことですが、都市部では普通のビジネスホテルでも「アクセスが良くて、清潔で、そこそこサービスも良くて安い」宿泊施設が多くあるため、それに慣れてしまうとどうしても割高感を感じずにはいられません。
「HOTEL CLAD(ホテルクラッド)」が箱根旅行におすすめな理由
そんな悩める箱根旅行の宿泊先選びですが、「ホテルクラッド」を選べば全て解決します。
洗練された都市型のホテルは若い人や旅行ビギナー、海外から来られた方にもおすすめ!
実際に僕も箱根旅行に行ったときに宿泊しましたが、大正解でした。
「ホテルクラッド」をおすすめする理由は主に以下の4つです。
- 比較的新しくて清潔
- 部屋の窓からの景色が良い
- 温浴施設が併設されていて、無料で温泉に入れる
- 交通アクセスが良い
ひとつずつ解説していきます!
比較的新しくて清潔
「ホテルクラッド」は2019年オープンの比較的新しい宿泊施設ですので、客室はもちろん、フロント・ロビー、エレベーターや廊下に至るまでとにかく綺麗です!
もちろん新しいだけでなくしっかりと掃除が行き届いているからこそ、この清潔さが維持できているのだと思います。
内装にも和のこだわりが感じられ、居心地の良い空間が広がっています。
部屋の窓からの景色が良い
「ホテルクラッド」はその立地を生かして富士山ビューが楽しめることをウリにしています。
一部特別な客室を除いた通常の客室は「富士ビュー」と「森林側」の2種類があり、名前のとおり「富士ビュー」の部屋を選べば富士山を見られます。
僕も「富士ビューツイン」の部屋に泊まったのですが、確かに富士山が見えやすいよう窓が広く作られていてとても開放的で明るい部屋でした。
ですが、僕が行った時はあいにくの天気で富士山は見えませんでした。泣
それでも僕は「富士ビュー」のタイプの部屋をおすすめします。
天気が悪くても夜なら夜景が見られるからです。
もちろん夜景も天気がいい方が絶対に綺麗に見えますが、せっかくなら箱根の山間のホテルでは見られない光景を楽しむ方が良いと思います。
どんなに山の緑が綺麗でも旅行中ホテルにいる時間のほとんどは夜の暗い時間ですからね。
ちなみに客室は3階から8階まであり僕が泊まったのは7階でしたが、ホテル自体がアウトレットより高い位置にあるので、3階からでも隠れることなく十分に景色を楽しめるはずですよ!
温浴施設が併設されていて、無料で温泉に入れる
ホテルには「木の花の湯(このはなのゆ)」という温浴施設が併設されています。
独立した日帰り温泉としても営業しているのですが、宿泊者は無料で利用でき、温泉に入れます。
温泉の方も富士の絶景が楽しめるようにできています。
特に露天風呂では立ち湯があり、立ったまま温泉に浸かって富士山を眺めることができるような浴槽があるのが特徴です。
自家源泉で、それほど特別濃い泉質というわけではありませんが無色透明で湯温もちょうど良く、万人受けする温泉だと感じました!
通常の温泉のほか、炭酸風呂や座り湯、もちろんサウナや水風呂も完備しています。
洗い場は全て仕切りがあり広めでしたので、少し人が多くてもストレスにはなりません。
アメニティのシャンプー、コンディショナー、ボディソープが2セットありました。
ちょうど全ての洗い場に半々くらいで割り振られているので空いていれば好みのセットを選べます!
アメニティ(2023年5月現在、男湯で確認したものです)
- シャンプー・コンディショナー
- A、POLA 木の花姫
- B、LUX スーパーリッチシャイン モイスチャー
- ボディソープ
- A、POLA 木の花姫
- B、Dove プレミアムモイスチャーケア
- 洗顔料 : LUCIDO フェイスソープ
- 化粧水・乳液 : KOSE 薬用雪肌精
- ドライヤー
- Dyson Supersonic Ionic
- Nobby NB1903
ダイソンのドライヤーが使えるのがうれしい!
気に入ればアウトレットで購入もできますよ!
そしてただホテルに温泉があるというだけでなく、「温浴施設が併設されている」というのがポイント!
休憩スペース、レストラン、カフェ、展望テラスが入った完全に独立した温浴施設として成立する設備とサービスを備えています。
休憩スペースでは綺麗な畳でできた寝転べる場所がたくさんあり、しかも書籍や漫画などが追加料金なしで読み放題なので、特にご家族で宿泊される方はお子様を飽きさせずに過ごせます!
ホテルの2階部分すべて温浴施設に使用しているので広々としていました。
他のよくある温浴施設の休憩スペースと違うのはやはり大きめの窓がたくさんあり外の風景を眺められることですね。
写真は夜に撮影したものですが、明るい時間ならこの大きな窓によってより広さを感じられそうです。
僕は15時からチェックインが可能なところ、だいぶ遅れて19時前後になってしまったのですが、ここの存在を知っていればもっと早く来たのに!と後悔しました。泣
時間に余裕があればなるべく早めに一旦チェックインしておいた方がいいと思います!
ここのホテルは明るい時間こそ魅力的ですしアウトレットにはチェックイン後でもすぐに行けますので!
交通アクセスが良い
御殿場アウトレット併設というだけあって「ホテルクラッド」は交通アクセスが良いです。
御殿場というと静岡県なので神奈川県にある箱根と近いというイメージがない方もいると思いますが、実は箱根町と御殿場市は隣り合っています。
遠方からでもさまざまなアクセス方法がありますが、公共交通機関を利用する場合は立地的にどの方面からでも最終的にバスを利用します。
今回は箱根方面からの行き方を主に解説します。
車でも公共交通機関(箱根登山バス)でも行きやすいです。
箱根方面から公共交通機関(箱根登山バス)を利用する
箱根方面から公共交通機関で行く場合は箱根登山バスを利用します。
箱根フリーパスの利用がおすすめです。
箱根方面から乗り換えなしで1本で行けるので実はアクセス良好なのですが、バスの情報がわかりづらいと思います。
とにかく調べるのがめんどくさい!という人はとりあえずこれだけ覚えてください。
毎時間1回ずつ来るメインのバスはこれだけなので基本的にはこれで覚えておけばOK!
系統記号が「M」のバスに乗れば間違いありません。
所要時間は35分くらい。自然豊かな仙石原エリアはこの路線じゃないとアクセスできないので、途中下車して寄ってみるのもいいですね。
ちなみにこのバスは午前中の1回のみ、ホテルのすぐ前に来ます。
毎日10時33分発で、チェックアウトが10時ですので宿泊者向けの配慮だと思います。
チェックアウト後アウトレットに寄らずまっすぐ帰るという方はこれに乗りましょう。
このバスは「M アウトレット・強羅線 (御殿場アウトレット〜強羅駅)」として強羅駅が終点になります(他は強羅駅を経由・天悠行き)。
箱根からの車での行き方と専用駐車場について
箱根方面から車で行く場合は国道138号を利用します。
基本的には国道138号を道なりに進み、2回右折すればアウトレットの入り口に向かうので難しくはありません。
近づいてくればアウトレットの看板も出てきますので、迷うことはないと思いますよ!
参考に箱根湯本駅からのルートを貼っておきます。
箱根登山バス「M 観光施設めぐりバス」とほぼ同じルートです。
駐車場はアウトレットとは別にホテルクラッド・木の花の湯専用の駐車場があります。
しっかり整備された立体の駐車場なので駐車しやすく、荷物も運びやすいです。
入庫時には駐車券を受け取り、好きなところに駐車します。
チェックイン時にフロントで無料駐車券をもらえます。
出庫時には、1,通常の駐車券(白い方)→2,無料券(黄色の方)の順番に精算機に入れましょう。
「富士ビューツイン」ルーム宿泊レポート!
僕が宿泊した「富士ビューツイン」の客室をレポートします!
窓際・ベッド
前述の通り、「富士ビューツイン」は大きめの窓が特徴の富士山側の部屋になります。
縦長のコンパクトな部屋で、窓際の一段上がったところにベッドが2つあります。
低めのベッドは布団が敷いてあるように見えて、こういったところに日本の旅館らしさを垣間見ることができます。
特に海外から来られた方にはちょっとした日本らしい雰囲気を楽しめておすすめです!
このように絶妙に和の要素が取り入れられているので落ち着いて過ごせます!
高級感のあるカーテンを閉めると一気にラグジュアリーな空間になります!
照明も効果的で雰囲気すごくいいです!
ベッド脇のスマホなどが置けるスペースが何気に便利です!
客室設備
部屋の内装はシンプルで、ベッドの他にはテレビが取り付けられたキャビネットとソファ・ミニテーブルのみ。それと空気清浄機がありました。
テレビの前にミネラルウォーターやパンフレットなどの案内があります。
そしてキャビネット内には冷蔵庫や湯沸かしポット、お茶とカップ、金庫が納められています。
残念ながらホテルによくあるインスタントコーヒーがありませんでした。泣
僕のようなコーヒー好きは持ち込むことをおすすめします。
後述しますが朝食のビュッフェでは持ち帰り可能なコーヒーがあります。
朝食つきプランで朝しかコーヒーを飲まないという方はそちらを利用しましょう!
テレビと反対側にソファ・ミニテーブルがあります。
なぜかテレビの目の前にベッドがあるホテルって多いですが、ここはソファに座って真正面にテレビを観られるのが何気に魅力的です。
窓が大きいので外の景色はここからでも楽しめますしね。
水回り
部屋に入ってすぐ洗面所があり、向かいにトイレ、シャワールームがあります。
いずれも清潔でした!
温泉に入ったので、僕はシャワールームは利用しませんでしたが、内装がおしゃれでした。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープはいずれも「LU-SHEA-LU(ルシアル)」。
温泉の洗い場のものとは種類が違うのでこれらアメニティの好みでどちらを利用するか決めてもいいですね。
ちなみに部屋備え付けのドライヤーは「Panasonic / EH-NE5B」です。
その他
作務衣風の館内着も和の雰囲気はありながらもモダンな感じで誰でも抵抗なく着られます。
ジャージのような楽な素材なのと、はだけないようにボタンがついているのが好印象!
ホテル館内はこの館内着と館内用のサンダルで自由に移動できます。
大浴場に行くときに利用できるバッグ含め統一されたモノトーンのデザインがクールです!
館内ではカードキーを利用することになります。
カードキーをセットすることで部屋の照明が点く仕組みになっています。
「木の花の湯」を利用するときも宿泊者専用の入り口で使用することになりますので忘れずに携帯しましょう!
朝食ビュッフェは広々として明るいレストランで
朝食付きプランであれば和洋ビュッフェが楽しめます!
「ダイニング花衣」という「木の花の湯」にあるレストランなので、朝風呂の行き帰りに気軽に入れます。朝食券を忘れずに持っていきましょう!
種類が多すぎてついいろんな食べ物に手を出してしまいますね。
グラノーラがあったのが個人的に嬉しかったです。
あとから存在に気づいたので炭水化物だらけになってしまいました。笑
他に特別変わったメニューはなかったかな?という感じですが、ふりかけはご当地のものがたくさんあったので、お土産の試食にはいいかも。
写真に写っていませんが、フルーツなどのデザート系もちゃんと用意されているのでご心配なく!
あとコーヒーが持ち帰り用のカップを使用することで部屋に持っていけるのが良かったですね。
前述しましたが客室の方にインスタントコーヒーは置いていないので。
もちろんコーヒー以外の飲み物でも持ち帰りOKです!
レストランもやはり窓が広くとってあり、庭の緑と富士山が楽しめるつくりになっています。
明るい朝の光がたっぷり入ってくるので気持ちよかったです!
「木の花の湯」の通常営業時間中のランチやディナーは和食が中心だそうです。
夜もなかなか雰囲気良さそうなので夕食もここで取れば良かったなーってちょっと思いました。
まとめ
「ホテルクラッド」はとてもコスパのいいホテルだと思いました。
アウトレット併設であるという便利さと交通アクセスの良さはもちろん、「木の花の湯」の施設が宿泊時間中丸ごと利用できることを考えると結構お得だと思います。
僕が宿泊した時は平日で1泊大人2人、朝食付き、「富士ビューツイン」の部屋で30,000円ほどでした。
同じかそれ以上の金額で箱根の普通の旅館に泊まるのであれば御殿場方面まで足を伸ばして「ホテルクラッド」に泊まればアウトレットも楽しめますし、車で行けば山梨・富士山方面へのちょい足し旅も楽しめます!
かくいう僕も箱根旅行ついでに山梨の忍野八海にも行ってきました!
ただあまりにホテルの居心地がいいので計画を立てて行きましょう。笑
僕も期待以上のホテルだったので早めにチェックインするべきだったと思います。
今回は箱根旅行の宿としておすすめしましたが、範囲を広げれば富士五湖、伊豆、熱海などへ出かける際も便利に利用できるホテルだと思います。
交通の要衝である御殿場だからこそ楽しみを広げてくれる「ホテルクラッド」。
ぜひ行楽シーズンの宿泊先に選んでみてはいかがでしょうか。
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