最近ではスマホをはじめとするガジェットの販売も定着してきたゲオ。
格安スマートウォッチも多く取り扱っています。
その中でも今回は税込3,278円のスマートウォッチ、グリーンハウス GH-SMWGC-BKをレビューします!
発売(2024年6月)から少し時間は経っていますが、通話機能がついているとのことで、気になって買ってみました!
結論、多機能で便利!だけど、ちょっと器用貧乏なところもある!!
って感じです。
全体的には、この価格帯のものでは優秀だと思います。
どちらかというと男性におすすめです。
ゲオは何気にスマートウォッチが豊富!
ゲオではオリジナルモデルのスマートウォッチを豊富に取り扱っています。
見た目からして個性豊かなラインナップ!
いずれもゲオのオリジナル商品です。
そしてこのオリジナル商品たちは、全部グリーンハウスというメーカーが作っています。
グリーンハウスってどんなメーカー?
主にパソコンやスマホの周辺機器を取り扱う日本のメーカーです。
低価格でなかなか優秀なガジェットを作っています。
僕は過去に、グリーンハウスのモバイルバッテリーを購入したことがあります(同じくゲオ限定販売でした)。
低価格で大容量なコスパ抜群のアイテムでした!
(10,000mAhで2,000円くらいだった)

当時、商品比較サイトのマイベストでのランキングでも、他の有名メーカー商品を抑えて2位と高評価でした。
ランキング内でも「バグか?」と思うくらい圧倒的に低価格だった記憶があります。
グリーンハウスはOEM製品も多く手がけています。
縁の下の力持ち的な感じですね。
僕が最初に買った3COINSのスマートウォッチ、デバイスバンドPlusも実はグリーンハウス製です。
これもなかなか良かったので期待できるのではないでしょうか。
開封・使用レビュー
というわけで、さっそく開封レビューいきます!

内容物
- 本体
- 充電用USBケーブル
- 説明書
- 保証書
少し大きめのディスプレイ
スクエア型でシンプルなデザイン。
ベルトも普通です。

僕の持っている他の同価格商品と比べると、本体・ディスプレイが大きいのが特徴。
単体だとあまりわかりませんが、比べてみると結構わかります。

左がスリーコインズ(以下スリコ)、右がゲオのものです。(汚れててすみません…)
横幅は同じくらいですが、縦幅が4mmくらい差がありますので、縦長に見えます。

本体からの突起部分にバンドを接続するスマートウォッチが多いのですが、ゲオのは本体から直接バンドを接続する仕組みになっています。
そのおかげか、手に持ったときブラブラしないのが地味にいいです!

あと目立つのはサイドボタンがちょっと上にあり、赤色が入っていることくらいですかね。
たったこれだけでメカっぽい。スリコと比べて男性向けって感じ。
GloryFitアプリをインストールし、スマホとペアリング
使用するにはGloryFitアプリをインストールします。
メールアドレスを入力し、認証コードを受け取ってログイン。

その後、性別・身長・体重・年齢(ていうか生年月日)・目標歩数を入力していきます。
(確かスキップできなかったので、とりあえずデフォルトの8,000歩にしました)
その後も画面の指示に従ってスマートウォッチとのBluetooth接続を進めていけばいいのですが、僕が最初に設定した時は、音声・通話の設定がうまくいきませんでした。
上から下にスワイプして画面左上の電話マークがグレーアウトしている場合は失敗しているかもしれません。

この場合はペアリングをやり直しましょう。
僕もいったんBluetooth接続を解除してからやり直したらできました。
ホーム画面と文字盤
こちらがホーム画面。
デフォルトの文字盤では、「歩数」・「消費カロリー」・「距離データ」の表示の他に、
「音楽再生」・「電話」・「アラーム」のアイコンが固定で用意されています。

もちろん文字盤は変更可能です!
また、このホーム画面で左からスワイプすると、文字盤デザインに関わらず、
「時間」・「日付」・「天気」、そして「直近で使用した機能のアイコン4種類」が表示されます。

これが結構便利!
スマートウォッチって実際、一部の機能しか使わないので、よく使う機能をすぐに呼び出せるのはうれしいです。
ちなみにこのまま放っておいてスリープに入れば、復帰後もこの画面のままなので、実質的に利用したい機能に一発でアクセスできます!
「コンポーネントを追加」で欲しい機能を手軽に
反対に右からスワイプすると、状態→電話→睡眠→心拍数→エクササイズモードと切り替わります。
これもカスタマイズでき、ホーム画面からすぐ呼び出せるようになります。
(一部の機能限定ですが)
スワイプし続けると出る「コンポーネントを追加」から機能を選べます。

デフォルトで設定されている機能を除外したり、順番を変えることもできます。

欲しい機能を追加し、一番最初にもってくれば、右スワイプ一回で呼び出せるようになります。
先に確認しておきたい音声設定
スピーカーがあって通話ができるのが本機最大の特徴ですが、突然予期しないタイミングで音が鳴っては困ります。
音声設定の場所を把握しておきましょう。
「設定」から「音とバイブ設定」に進めば、オン・オフ切り替えられます。

内臓スピーカー再生:オンにするとペアリングしたスマホの音声がスマートウォッチ本体から出る
着信音ミュート:オフになっていると着信音がスマートウォッチ本体から鳴る
ただし、アラームの音はミュートできないので注意です!!
また、バイブも強・弱が選べるだけで、オフにすることはできないようです。
通知も設定
通知機能はデフォルトではオフになっています。

電話着信、SMS、LINEをオンにしました。
LINEは「他のアプリ通知」から設定できます。
ちなみに電話着信は、なぜかオフにしても通知されます。

普通に画面だけじゃなく、バイブも鳴ります。少なくとも通話設定がしてある限りはオフにはならないようです。
通話機能を使ってみる
本機の目玉、通話機能を使ってみます。
電話アイコンをタップするとこの画面が出てきます。

スマホと連絡先を共有すれば、アドレスブックから呼び出せるようです。
が、そこまで頻繁に本機で通話しないと思うので、今回はダイヤルパッドからかけてみます。

お試しで人にかけるのも迷惑なので、177番の天気予報サービスにかけてみました。
177番は2025年3月31日をもってサービス終了しています。レア音声だよ!!
普通に通話するのに十分な音質ですよね。
でも通話機能って必要?
LINEでの通話も可能です。
が、着信を受けたときに名前が出ません↓

厳密には最初の一瞬だけ、「○○(名前):着信」と表示されるのですが、すぐ上のような通話開始・拒否ボタンだけの画面に切り替わってしまいます。
せっかくスマートウォッチ本体だけで通話できるのに結局スマホを確認しなきゃいけないという残念仕様。
ていうか、個人的には「通話機能、別に要らなくね?」って思いました。
確かにハンズフリーでの通話は便利だし、思ったほど音質が悪いわけではないですが、スマホの音声出力をスピーカーにした場合とやってることは変わりません。
車ではカーナビとBluetooth繋げるし、そんなにスマートウォッチで通話しなきゃいけないシチュエーションってない気がします。
エクササイズモードの種目数がすごい
スマートウォッチといえば、スポーツ・エクササイズ機能。
本機はその種目数なんと、109種目!!

結構マイナーな種目までカバーしています。

羽子板…?
いやどう考えてもいらないだろ…
という方のために、アプリ側でいらない種目を除外できます。
アプリの「運動」タブで、右上の「+」をタップ。

「運動管理」という画面が開き、「マイスポーツ」欄に、すべての種目が一覧表示されています。

ここに表示されているのがウォッチ側に表示されている種目です。
各種目のパネル右上の「−」をタップすると、下部の「運動項目の選択」欄に移動し、ここにある種目はウォッチから除外され、非表示になります。
(もちろん、「+」をタップすれば、元に戻ります)


全部入っているとスクロールも面倒なので、自分が使う種目以外は外してしまうことをおすすめします。
他にはない独自機能
通話機能以外にも、この価格帯では独自ともいえる機能を備えています。
- 呼吸トレーニング
- SOS機能
- ゲーム
この他にも時間表示を12時間・24時間で切り替えできたり、パスワードを設定したりできます。
一方で、他のスマートウォッチでよくあるストレス測定機能はありません。
呼吸トレーニング

一定の間隔で吸う・吐くを繰り返す呼吸トレーニング。
- 時間(1分〜9分)
- スピード(ゆっくり・ふつう・はやい)
を設定すればすぐ使えます。
リラックスしたいときやスポーツの前後にコンディションを整えるのに活躍しそうです。

SOS機能
SOS機能は文字通り、緊急時、登録した連絡先にすぐ連絡できる機能。
連絡先はアプリの「デバイス」タブ、SOS連絡先から設定できます。

設定後はウォッチ側からワンタップで発信できるようになります。

ゲーム
2種類のおまけ程度のゲームが搭載されています。

ひとつめはタップするごとに浮き上がる鳥(?)を操作して、マリオのパクリみたいな土管に当たらないように進んでいくゲーム。
上下の土管に当たるか、落ちるとゲームオーバー。

はい、クソゲー。

もうひとつは数字を順番に配置するスライドパズル。
(クロツキとか呼ぶらしいね)

完成する直前↑
なめてかかってたら、普通に2分半かかりました。

3位までスコアが記録されるようです。
たぶん2度とやらないけどね。
バッテリー持ちは3〜4日ほど
だいぶレビューが遅くなりましたが、実は最初に使い始めたのは年明けなので、そのときの初回利用時のバッテリー持続状況を記録しておきます。
(他のスマートウォッチのレビューに合わせ、初期設定を計測時間に含めたいので)
腕上げ点灯のみ設定しました。

1月3日の朝、満充電後に使用開始。
通常使用で、1月6日20時ごろに残り20%、翌7日の朝6時ごろには電源が落ちていました。

4日近くは持ったようです。
スピーカー・マイクと通話機能を備えている割には健闘している方かも。
個人的な感覚として、着用時はそんなに減らないのに、外している夜の間に一気に減る傾向でした。
スマホから離れているときに、ペアリング端末を探すために頑張っているのかな?
グリーンハウス GH-SMWGC-BKのいいところとダメなところ
いいところ
- ディスプレイが大きく視認・操作しやすい
- 大きさの割に軽い
- 本体で表示できる情報が多い
- よく使う機能にアクセスしやすい
やはり大きめのディスプレイは見やすく、操作しやすいので便利です。
情報表示量も多いです。
例えば、「天気」では、現在の気温、最低・最高気温、紫外線情報や湿度、3日先までの天気も表示できます。

しっかり画面の大きさが活かされていますね。
しかも大きめの割には意外と軽いです。
またホーム画面から機能に簡単にアクセスできるのがいいですね。
右スワイプで一発アクセスできたり、左スワイプで最近使った機能を呼び出せたり、というのは他のスマートウォッチでは結構ありそうでないです。
このユーザビリティの良さはこの機種最大の魅力です!
ダメなところ
- 本体が大きく、邪魔になる
- アラーム音をミュートできない
- LINE着信の場合、名前が表示されない(着信直後しか表示されない)
一方、大きさが逆に弱点でもあります。長袖で重ね着とかしてると、大きい本体は引っかかりやすく、ちょっとストレス。
袖の中に入り込んだウォッチを気軽に見れないのは時計として不便…。
あと僕にとってスマートウォッチの一番の魅力は、「音を鳴らさないけど、密着してるから使える目覚まし」としての機能なので、アラーム音をミュートできないのはかなりビミョーです。
なので睡眠時は絶対使いません。
ということは、睡眠計測機能も実質使えないことになります。
あとは、上述のとおり、通話機能が目玉なのにLINE着信の場合は名前が出ないところ。
これも致命的。今ほとんどプライベートの電話はLINEですからね。
通常の電話回線を使うような大事な電話ならスマートウォッチでしないだろ…
ってことでちょっと通話機能の実用性が落ちますね。もったいないなー。
カタログスペック
価格(税込定価) | 3,278円 |
ディスプレイ | 2.01インチ / TFT |
解像度 | 240×296 |
防水・防塵性能 | IP65 |
動作時間 | 約5日〜7日 |
サイズ(W×D×H) | W40 × D12 × H50(mm) |
重量 | 約42g(バンド含む) |
使用アプリ | GloryFit |
カラー | ブラック |
できること・できないこと
通話機能 | ○ |
通知機能 | ○ |
文字盤 | ○(オリジナル画像設定可) |
健康管理 | ○(心拍数・血中酸素・睡眠) |
スポーツ・エクササイズ | ○(109種目+呼吸トレーニング) |
音楽再生操作 | ○ |
リモートシャッター | ○ |
天気 | ○ |
スマホを探す | ○ |
スマホからウォッチを探す | ○ |
ストップウォッチ | ○ |
タイマー | ○ |
アラーム | ○ |
電卓 | ○ |
電子決済 | × |
時計の常時表示 | × |
まとめ いろんな機能を使ってみたい人ならおすすめです
「グリーンハウス GH-SMWGC-BK」は、価格の割には性能は良いです。
多機能でカスタマイズ性も高いので、ガジェット好きでいろんな機能を使ってみたい人にはいいと思います!
ただし、独自の機能はおまけレベルって感じです。
日常使いの実用的な機能は、同価格帯の他のスマートウォッチと大差ないです。
使いこなせなそう…という方はシンプルな操作感のほかのスマートウォッチの方がいいかも。
でも慣れてしまえば操作も難しくないです。
初スマートウォッチでも大丈夫。
お近くのゲオで気軽に買えますのでぜひ!
いろんな低価格スマートウォッチに手を出してます。
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