埼玉県にはお風呂に入って館内でゆっくり過ごせるスーパー銭湯・温浴施設がたくさんあります。
その埼玉でも有数の泉質が良い日帰り天然温泉施設が児玉郡神川町にあります。
それが「おふろcafé 白寿の湯」。
以前紹介した熊谷市の「ハレニワの湯」と同じ「おふろcafé」ブランドの施設になります。
熊谷「おふろcafé ハレニワの湯」は一日過ごせるくつろぎ空間!混雑を避けてお得に過ごすなら平日フリータイムパッケージプランがおすすめ!
「おふろcafé」ならではの楽しみがありながら、名湯を楽しめるおすすめの施設です。
今回はこの施設の魅力と楽しみ方をたっぷりお伝えします!
- 本格的な天然温泉で癒されたい
- 落ち着いた空間で本を読みたい
- 身体にやさしい食事を楽しみたい
「おふろcafé 白寿の湯」とは?
「おふろcafé 白寿の湯」は児玉郡神川町にある温浴施設です。
コーヒーを飲みながら本が読めるカフェのような設備と県内有数の名湯を兼ね備えた施設です。
以前は「湯郷 白寿」という昔ながらのスーパー銭湯でしたが、株式会社温泉道場により、2016年に「おふろcafé」としてリニューアル。
名湯「白寿の湯」自体はそのままに、若い方にも楽しめる施設として生まれ変わりました。
2023年7月で開湯22周年なのだそうです!
良質な温泉として長く支持され続けているのが伝わりますね!
サバの陸上養殖で話題に!
「白寿の湯」では2021年より、海なし県の埼玉でサバの陸上養殖という前代未聞のプロジェクトを行なっており、今年6月15日にその完全養殖の温泉サバを初出荷したことでメディアにも取り上げられ話題となりました!
温浴施設のイメージを覆すような面白い発想を忘れないとてもチャレンジングな施設ですよね。
「白寿の湯」の3つの魅力と過ごし方
「白寿の湯」の3つの魅力的な設備と、おすすめの過ごし方を紹介します!
「おふろcafé 白寿の湯」の3つの魅力
- 赤褐色の泉質の良い天然温泉
- 1万冊ものライブラリーを備えたくつろぎスペース
- 玄米や発酵食品を中心とした健康志向なレストラン
赤褐色の泉質の良い天然温泉
いちばんの魅力はやはり温泉!
大浴場に入ると、赤茶色のお湯が浴槽を満たしています!
この濁ったお湯が白寿の湯最大の特徴です。
こんな色の濁り湯は全国でもかなり珍しいのではないでしょうか。
実際にお湯に浸かってみると、ほのかに鉄の香りがします。見た目通り鉄分が多く含まれているようです。
湯温は程よく熱いくらいです。
内湯がひとつ、露天風呂は普通の浴槽と寝ころび湯がひとつずつとシンプル。
サウナもありません。
完全に名湯「白寿の湯」のみで勝負していることが伺えます!
洗い場の方は全て仕切りありで、十分な広さ。
少し高めの椅子が個人的には使いやすくて良かったです。
温泉の成分によって配管にもこんな結晶ができるのだそうです。
掃除をするのが大変そう…と思ってしまいますが、それだけ濃い温泉であるということですね。
ちなみに大浴場は2階にあります。階段だけでなくエレベーターでも行けます。
アメニティ
- シャンプー、コンディショナー、ボディソープ:POLA シャワーブレイク
- ドライヤー:Nobby NB-1501
1万冊ものライブラリーを備えたくつろぎスペース
おふろカフェといえば、見るだけでも楽しい休憩スペース。
1階の奥に「寛ぎ処 葉隠」と名付けられた、酒蔵をイメージしたようなスペースがあります。
掘りごたつのようなスペースやハンモックなど、遊び心にあふれています。
酒蔵どころかアスレチック施設にすら見えてきますが、もちろんゆっくりと座って過ごせる環境です。
特におすすめなのがこの人が入れる棚というかシェルフのようなスペース。なんか押入れのようにも見えますが。笑
この中で寝転べます。居心地が良くてずっと居られます。
半個室のちょっとしたプライベート空間なので落ち着けます!
この棚のようなスペースそれぞれにライトとクッションが用意してあります。
読書が捗りますし、ライトを消して薄暗い空間でそのままお昼寝できるのが最高です!
コミックや雑誌が棚にたくさん並ぶ様はまるで図書館のよう。
「白寿の湯」は何気にこのライブラリーがすごくて、雑誌・コミック・書籍すべて含めれば1万冊にも登るのだとか!
これだけの蔵書量を誇る温浴施設はそうあるものではありません。
この数に並ぶのは埼玉北部地域だと熊谷市の「花湯スパリゾート」くらいなのではないでしょうか。
しかも「花湯スパリゾート」は大型店でかつライブラリーがあるエリアは別料金なので、入館料のみ・追加料金なしでこれだけの書籍にアクセスできるのはかなりお得感があります!
テーブル席には植物が並んでいて彩りと癒しを与えてくれます。
パソコン(iMac)が2台置いてあって自由に使えます。
コワーキングスペースとして使えそうですが、この休憩スペースに入ってすぐ、ほぼ中央にあり人もよく通るので個人的には仕事をするにはあまり向かないと思います。
そしてもちろん、コーヒーも無料で提供しています。
あくまで僕の主観ですが、おふろカフェ系列の中でも比較的客層が落ち着いているイメージなのでいつも程よく静かな空間です。
そのほかに小さめですが和室もあります。
畳の上で寝転ぶならここです!
冬場に行ったときはこたつが出ていました。
この和室は仕切りがあって部屋が2つに分かれていましたが、最近(6月)行ったら、仕切りがなく大きな一部屋になっていました。
玄米や発酵食品を中心とした健康志向なレストラン
館内には「俵や)」という食事処があり、玄米と糀(こうじ)料理が楽しめます。
ここでは地元産の食材をたっぷり使用した健康を意識した料理を提供してくれます。
御膳や定食の形をとるメニューが多く、小鉢やけんちん汁で野菜もしっかり摂ることができます。
健康志向な料理がメインですが、神川町に隣接する秩父の名物「わらじカツ」の丼などのメニューもありますのでガッツリ食べたい人でも満足できます。
糀カレーや糀ラーメンなんてものもあり、あまり和食を食べ慣れないお子様にもおすすめできます。
雰囲気的にうどん・そばも提供しているように見えますが、うどんはありません。そばはあります。
「とろ鯖味噌煮御膳」です。
味噌のやさしい甘さが絶妙でした!味噌糀やネギと一緒に食べて栄養も抜群です!
やはり、サバはこの施設イチオシの食材ということで、このほかにも塩焼き、刺身、押し寿司などいろいろな形で提供しています!
こちらは「群馬県産赤城鶏の醤油糀漬けからあげ定食」です。
群馬県は神川町からは目と鼻の先。この地域ならではの食材にこだわっているのがわかります。
こちらはからあげとはいえ素朴な味。
このままでも美味しいですがちょっと味薄いかなーと思ったらコレ↓
「お醤油Bar」なるものがあります。
地元神川町の「ヤマキ醸造」の醤油をたくさん揃えており、自由に使えます。
試しに先ほどのからあげに「だししょうゆ」をかけてみたらより一層ご飯が進む味になりました!
からあげ定食はこの「お醤油Bar」を試すのには最適だったかもしれません。
ここにある醤油は施設内売店でも販売していました。ぜひお土産にも!
「俵や」の料理自体に使われている味噌や醤油、大豆なども「ヤマキ醸造」のもの。
「ヤマキ醸造」は余計な香料・着色料・保存料無添加のオーガニックな商品を提供しているそうですので安心して利用できますね。
お土産はフロント横の売店で
フロント横の売店では、お食事処「俵や」でも提供している玄米や発酵食品などを多数取り揃えていて、健康をお持ち帰りできます!
ほとんどの商品が地産地消に関連する商品だそうなのでこの場所ならではのお土産が買えます。
白寿の湯オリジナルの温泉の素も売っています。
一回分の小さいパックから買えるので気軽にほかの人にも名湯を勧められます。
お風呂好きならきっと喜んでもらえますよ!
館内システムと料金
「おふろcafé 白寿の湯」の主な館内のシステムや利用料金を紹介します!
館内システム・注意事項
靴を下足ロッカーに預けたらまずはフロントで受付をします。
館内の清算システムと注意事項をまとめました。
- 下足ロッカーは小銭不要、ロッカーキーは受付時フロントに預ける
- 館内での買い物・食事は全て清算バンドで(ただし自動販売機は除く)
- 入館料含め全て退館時に一括支払い
- 会計をまとめる場合は清算バンドは代表者1名のみ
- 清算バンドと脱衣所ロッカーキーは別
料金の支払いは現金のほか、クレジットカードや電子マネーにも対応していました!
QRコード決済はPayPayのみ対応しています。
料金
通常受付 (10時〜21時) | 夜割受付 (21時〜22時30分) | |
大人(中学生以上) | 880円 (土日祝980円) | 500円 |
小人 | 450円 | 250円 |
タオルセット、館内着は別料金になります(それぞれ220円)。
過去に3〜4回行っている僕の印象だと、館内着を着ている人はあまり多くないです。
もともと「おふろcafé」ブランドとしてリニューアルオープンする前から「白寿の湯」自体は泉質の良さから多くの人に支持されてきたようなので、長居しないお風呂のみの利用の方も多いのだと思われます。
とはいえ館内着を着ていて浮くわけでもないのでどちらでもいいと思いますよ!
アクセス
「おふろcafé 白寿の湯」は、神川町渡瀬というところにあります。
埼玉県の端っこで、周辺には群馬県との県境にあたる神流川が流れています。
県道沿いで住宅も点在していますが、周辺には県内屈指のパワースポット「金鑚神社」もあり、どこか人里離れた山村のような雰囲気があります。
- 関越自動車道「本庄児玉IC」より約25分
- JR高崎線「本庄駅」から朝日バス約35分、バス停「下渡瀬朝日工業前」より徒歩3分
- JR八高線「丹荘駅」から朝日バス約15分、バス停「下渡瀬朝日工業前」より徒歩3分
まとめ
カジュアルで肩肘張らない気軽さと、和の雰囲気からくる落ち着きを併せ持った内装でゆっくりと過ごせます。
さらに関東有数ともいわれる名湯を堪能できるとあって最高に居心地の良い空間です。
白寿の湯自体は2016年に「おふろcafé」となる前から存在しており建物も少し狭い感じもしますが、古さは感じさせません。
ほかの「おふろcafé」ブランドの施設と比較しても強いおしゃれ感は抑えられているのでご高齢の方が純粋に名湯を楽しむこともできます。
多くの方に健康と癒しを提供してくれますのでぜひ家族や友人と訪れてみてはいかがでしょうか。
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