行田市の「田んぼアート」をご存知ですか?
水田のキャンパスに稲で描かれた巨大な絵画が楽しめるスポットです!
夏のお出かけにぴったりなスポットですが、「古代蓮の里」の蓮の花の見頃と重なる時期は時間帯によって混雑が予想されます。
混雑を避けたいのであれば「蓮と一緒に楽しむのではなく、別の機会を狙う」のがおすすめです!
僕が平日のお昼に行ったときは全く混雑はなく、快適に鑑賞できました。
そのときのレポートを交え、混雑を避けるためのおすすめのプランを紹介します。
- 田んぼアートが見たい
- 緑がたくさんの自然を感じたい
- 芸術的な空間を楽しみたい
古代蓮の里と田んぼアートについて
「古代蓮の里」は埼玉県行田市にある、花蓮の名所です。
公園内のほとんどを占める水辺には42種類・12万株もの蓮の花が咲きます。
見頃は6月下旬から8月上旬。蓮の開花は早朝からお昼前ごろまでがピークです。
14ヘクタールの広大な敷地には、梅・桜・牡丹など、蓮以外にも通年楽しめる花や自然にあふれています。
園内には「古代蓮会館」という蓮や行田の自然が学べる展示室を設けた施設があり、ここの地上50メートルの展望室から「田んぼアート」を鑑賞できます。
この「田んぼアート」は世界一の大きさであるとして2015年にはギネス世界記録にも認定されました!
数種類の稲を使い分けることでできた水田の絵画は7月中旬から11月中旬まで見られます。
2023年の田んぼアートは「翔んで埼玉」!
毎年さまざまな地上絵で楽しませてくれる行田の田んぼアート。
今年は11月23日公開の映画「翔んで埼玉」の続編とのコラボ!
埼玉県ならではですね。
完成イメージと比べても全く遜色のない出来でした!
超クオリティ高いのでぜひ現地で実物をご覧になってください!
展望台は360度行田の田園風景を見渡せます!
田んぼアートだけでなく、そこらへんの草とかもたくさん見れます 笑
蓮と田んぼアートは別々に楽しみましょう
蓮と田んぼアート両方楽しみたいところですが、混雑を避けたいのであれば、別の機会に訪れる方が快適に過ごせると思います。
蓮の花の方は、蓮池も広く、多少の混雑でも問題はありません。
ですが田んぼアートが見られる古代蓮会館の方はエレベーターも10人ほどしか一度に乗れないサイズなので、少しの混雑でも待ちが発生します。
なので、快適に田んぼアートを楽しむなら
- 蓮の開花時間を避ける
- 蓮の開花シーズン以外に行く
のどちらかになります。
一番の見頃はやはり蓮の時期とも重なる夏場だと思いますのでこの記事では2には触れませんが秋口に行くというのも一つの手です。
平日のお昼前後が空いていたのはなぜ?
僕が今年「古代蓮の里」に行ったのは7月12日(水曜日)の11時50分頃。
7月半ばということで特に蓮の開花ピーク時期ですが、時間がずれたからか、駐車場も結構空きが見られました。
当日の激しい暑さと、多くの花がすでに閉じていたこともあり、12時30分くらいには蓮池を離れ、「古代蓮会館」に入館。
「古代蓮会館」はさらに人が少なく、エレベーターの待ちも一切なしに展望室にも入れました。
ただ古代蓮会館の入り口に「展望室エレベーター 待ち時間10分」と掲示が出たままになっていたので、混雑が解消した後であることが伺えます。
僕なりに今回の平日であること以外の空いていた理由を考えたのですが、おそらく
- 蓮の花の開花ピーク時間を過ぎていたから
- 駐車場有料時間内だから
- 12時台から市内循環バスの周期が変わるから
- ランチの時間だから
このあたりの理由が全て重なったのだと思います。
ひとつずつ説明していきます。
蓮の花の開花ピーク時間を過ぎていたから
やはり前提としてこの理由がまずあると思います。
蓮の花は早朝に咲き始め、お昼頃に閉じていきます。
そのため蓮の見頃は午前中とされており、特に最適な鑑賞時間は7時から9時とされています。
この時間に合わせてくる人がやはり多いのだと思われます。
僕が行ったときもいちばん混み合っている場所はおみやげ屋だったので、もう見終わってこれから帰るという人が多かったことが伺えます。
駐車場有料時間内だから
蓮の開花シーズンは、開花時間に合わせて駐車場が有料になります。
有料時間は5時から14時。普通自動車で500円かかります。
「田んぼアート」だけが目的の人が蓮の開花時間とぶつからず、駐車場代もかからない時間を狙って午後に多く集まっていることが考えられます。
実際午後にも展望室エレベーターが混雑し、待ち時間が発生することも珍しくありません。
12時台から市内循環バスの周期が変わり、時間が空くから
行田駅から「行田市市内循環バス」が出ています。
古代蓮の里へのメインのアクセス方法として、この循環バスの「観光拠点循環コース」があります。
古代蓮の里への時間は20分弱くらい。
1時間に1本出るこのバスなんですが、
8時代〜11時代は
行田駅から毎時間5分発、古代蓮の里から毎時間24分発
なんですが、
12時代〜15時代は
行田駅から毎時間30分発、古代蓮の里から毎時間49分発
に変わります(それ以降の最終便は変則的になります)。
11時24分頃に古代蓮の里発のバスが出たら、12時49分頃までバスの出入りがないことになります。
なので、11時代と12時代で1時間以上空くんですね。
僕が「古代蓮会館」に入館したのが、12時半頃。
ゆっくりと資料館を見学後、エレベーターに乗って展望室に着いたのが13時頃です(待ち時間なし)。
10分ほど展望室にいたところ少し人が増えてきたので、たまたまこのバスの空き時間と一致したことで混雑を避けることができたのではないかと思います。
市内循環バスのほかに、蓮の開花時期の特定の土日祝日には無料シャトルバスが運行されています。
こちらも11時〜12時の間は古代蓮の里発のバスが一本だけなのでやはり比較的人の動きが少ない時間なのだと思います。
ランチの時間だから
シンプルな理由ですが 笑、これもあると思います。
古代蓮の里には食事が取れるところがうどん屋さん一軒しかなく、それほど広くもないので、お昼ごろには人が減ると言うことは考えられます。
朝早く花を見にきてお昼過ぎまでいたらお腹空いちゃいますよね。
前述のようにバスの時間も空くのでお昼前に早めに出て、他の場所で食事をとる人も結構いるのではないかと思います。
まるで美術館のような「古代蓮会館」
「田んぼアートを見るための展望室があるところ」くらいに扱われがちな「古代蓮会館」ですが、この会館内の展示室もなかなかのアートなんです!
館内の展示室は大きく3つのエリアに分かれています。
- 行田の自然や生物を学べるエリア
- 古代蓮の生態や種類を学べるエリア
- 蓮の文化史や蓮と人々との関わりを学べるエリア
いずれも行田という土地や蓮に関する情報として有益なのですが、今回取り上げたいのは古代蓮の生態を学べるエリアのその芸術的な美しさ!
情報を伝えるだけでなく目で見て楽しめる工夫がされているので、なんとなく立ち寄るだけでもはっとさせられます。
普段見ることのできない蓮の根茎の成長の様子が見られるようになっています。
透明のガラスケースを壁際に寄せず、柱のように並べてあることで目を惹く展示になっています。
「古代蓮の里」に咲くたくさんの種類の蓮の花のレプリカが飾ってあります。
グラデーション状に配置してあるのが素敵!
まるで宇宙と交信でもするかのような近未来的なスペース!
ここはシアタールームで、古代蓮の里の歴史や一年間の園内の風景、蓮の花の開花の様子といった普段見られない珍しい光景を楽しむことができます。
ここの映像を見た上で蓮池を見に行くとまた違った見方ができるのではないでしょうか。
シアタールームの座席に座った時にちょうど先ほどの蓮のレプリカが窓から見えます。
ふと座席に座ったまま振り向いたらこの光景が見えて感動しました!
計算して作られているのがわかりますね。
まとめ
たくさんの花蓮が楽しめる「古代蓮の里」ですが、今回は「田んぼアート」や「古代蓮会館」を楽しむための情報をまとめました。
2023年はそろそろ蓮の花の見頃を終える時期ですが、「田んぼアート」はまだまだ楽しめます。
自然の美しさと芸術的な美しさをダブルで楽しめる珍しいスポットです。
ぜひ「古代蓮会館」とセットでこの夏のお出かけにどうぞ。
実際にお昼頃に行く際は熱中症に注意して行ってくださいね!
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