秩父エリアのかき氷店「阿左美冷蔵」。
夏場には長蛇の列ができるほどの人気店です。
それほど人気で有名であるにもかかわらず公式からの情報が少なく、
どんなメニューがある?
どうやって入店するの?
2店舗あるけどどっちがいいの?
と疑問を抱く人も多いのではないかと思います。
今回はそんな疑問に応えるべく、僕が2023年6月末に金崎本店に行ったときの最新のメニューと入店・注文受付から支払いまでの流れを説明します!
- 天然氷でできたかき氷を食べたい
- 和菓子が好き
- 古民家の雰囲気を楽しみたい
「阿左美冷蔵」とは?
「阿左美冷蔵」は秩父・長瀞にあるかき氷店です。
天然氷の製造を行ういわゆる「蔵元」で、その自社製造の天然氷を使用したかき氷で有名です。
明治23年創業の超老舗製氷業者で、かき氷のお店を始めたのは1992年からだそうです。
人気店で、夏の時期は2〜3時間待ちの行列ができるほど!
通年営業していますので、並ばずに食べたい人は時期をずらしていくことをおすすめします。
夏場だと混雑を避けるのはほぼ不可能に近いです。
「金崎本店」と「寶登山道店」
「阿左美冷蔵」は2店舗あります。
本店は皆野町にある「金崎本店(かなさきほんてん)」。
古民家風の内装と風情ある庭が特徴の本店。国道140号沿いにあります。
もう1店舗は長瀞町にある「寶登山道店(ほどさんどうてん)」。
こちらは本店とは雰囲気の違う、和モダンなカフェ風の店舗です。
その名のとおり、宝登山や宝登山神社の近くにあります。
どちらのお店でもメニューは大きく変わりませんのでお好みの雰囲気の方を選べばいいと思います。
定休日が違うのでそこだけ注意です!
金崎本店 木曜日定休
寶登山道店 火曜日定休
夏季やゴールデンウィーク中は休まず営業していたりもします。
どちらかの店舗の定休日はもう一方の店舗の混雑にも影響するので注意しましょう!
今回は「金崎本店」のことを中心に、「寶登山道店」のことにも簡単に触れる形で説明します。
「金崎本店」には大人限定の別館が2館あります!
「金崎本店」には本館のほかに別館が2館あります。
「氷極(ひぎょく)」と「蔦楽庵(ちょうらくあん)」です。
こちらの別館はどちらも大人限定で、どちらも午前の部・午後の部と分けて営業しています。
ちょっと特別な大人の空間で静かにかき氷を楽しめるようですが、座席数がかなり少ないので、夏季に行くのは難しそう‥
僕もこちらの別館には行ったことがないので、看板から読み取れた情報だけ載せておきます。
メニューも本館とは違うので次の項で紹介します。
別館「氷極(ひぎょく)」
営業時間 10:00〜12:00、13:00〜16:00
定休日 水曜日・木曜日
座席数 16席
別館「蔦楽庵(ちょうらくあん)」
営業時間 10:00〜12:00、13:00〜16:00
定休日 水曜日・木曜日
座席数 6席
金崎本店メニュー(2023年6月30日現在)
2023年6月30日現在のメニューを紹介します!
メニューは入り口に貼ってあり、入店受付前から見ることができます。
最初にメニューを見てある程度注文候補を絞っておくことをおすすめします。
ただ本館の期間限定のかき氷はここには記載がないので、受付でもう一度吟味しましょう!
本館メニュー
こちらが本館のメニュー。
- 蔵元秘伝みつ 極みスペシャル あずき粒あん & 抹茶あん & 白あん付き ¥1,600
- 蔵元秘伝みつ あずき粒あん・黒みつ付き ¥1,400
- 蔵元秘伝みつ 白あん・黒みつ付き ¥1,400
- 蔵元秘伝みつ 抹茶あん・黒みつ付き ¥1,400
- 抹茶 あずき粒あん・黒みつ付き ¥1,400
- きな粉 あずき粒あん・黒みつ付き ¥1,400
- いちごミルク&メロンミルク ¥1,400
- アールグレイ紅茶&ミルクキャラメル ¥1,400
- あさみの氷みつ いちごシロップ添え 練乳つき ¥1,300
- あさみの氷みつ メロンシロップ添え 練乳つき ¥1,300
- あさみの氷みつ ぶどうシロップ添え 練乳つき ¥1,300
- トッピング 白玉(5粒) ¥200
- トッピング あずき粒あん ¥200
いちばんのメインといえる「蔵元秘伝みつ」のかき氷のほかにも抹茶、アールグレイ、いちごやメロンのシロップと、よく見ると結構種類が豊富です!
はじめて来る方には「蔵元秘伝みつ」をおすすめしますが、これだけ種類があれば他の味も食べてみたくなりますね。
このときの期間限定かき氷のメニューも書いておきます。
現在は変わっているかもしれませんが参考として。
ただいまの限定かき氷(2023年6月30日現在)
- はちみつレモンのかき氷 1,300円
- ラムレーズンミルクのかき氷 1,400円
- 自家製梅酒のかき氷 1,300円
別館「氷極」メニュー
別館「氷極」では、「大人のかき氷」として、お酒を使用したかき氷を提供しているのが特徴。
もちろん、使用していないものもありますが、お酒が苦手な方や車を運転される方はアルコールが含まれているものかどうか確認して注文しましょう!
別館「蔦楽庵」メニュー
別館「蔦楽庵」の方はなんと、コースでの提供!
かき氷屋さんというより氷を使用した和菓子を提供する茶屋といった感じですね。
たった6席しかないので、ちょっと特別で贅沢な体験として楽しめそうです!
寶登山道店メニュー(2023年10月2日現在)
こちらは寶登山道店のメニュー。金崎本店と大きくは変わりません。
こちらでは秘伝みつのみのかき氷が頼めます。あんや黒みつがいらないという人にはおすすめ。
トッピングメニューが豊富なので、逆にセットではなくカスタマイズして食べるという楽しみ方もできますね。
金崎本店での受付・注文と支払い
「阿左美冷蔵」は入店と注文の仕方がちょっと特殊です。
初めて行く時はちょっと戸惑うかもしれませんのでここで注文から支払いまでの流れをマスターしましょう!
主な流れはこんな感じ。
- メニューを見て注文内容を決めておく
- 受付で注文する
- 店舗前のベンチで待ち、注文表を渡す
- 店内へ案内される
- 商品提供時に支払いする
順を追って説明していきます!
メニューを見て注文内容を決めておく
前項で紹介したメニューが入り口に貼ってあります。
受付で注文する前に決めておくとスムーズです。
混雑で行列ができているときはじっくりとは見れないと思います。
メインの商品は大きく変わることはないと思いますので、ぜひこの記事を参考にしてください。
受付で注文する
白いテントがあり、そこが総合受付になります。
本館、別館ともにまずはこの受付に向かいましょう。
店員さんがいないときもありますが、他のお客さんの案内をしていることもありますので来るまでしばらく待ちましょう。
ここで本館・別館どちらを利用するのかと注文を聞かれます。
期間限定メニューもありますので、ここでもう一度メニューに目を通してから注文をしましょう!
注文表が渡されます。支払いはまだです。
店舗前のベンチで待ち、注文表を渡す
受付を済ませると店舗前のベンチというか縁側のようなスペースに案内されるのでここで待ちます。
並びながら座る形になるので、人が動いたら詰めましょう。
しばらくすると店員さんが注文表を先に預かりに来ますので渡しましょう。
店内へ案内される
しばらくすると店内に案内されます。
緑がたくさんの中庭を進むのが気持ちいいです。
座席は空いているところがあってもこちらでは選べません。
店員さんの指示に従いましょう。
ちなみに店内に入ってからもそこそこ待ちます。もう少しの辛抱です!
商品提供時に支払いする
席に座ってまたしばらく待つとついにかき氷が来ます!
注文の商品が全部揃ったタイミングで、その席で支払いをします。
支払いは現金のみになります。
天然氷でできたかき氷はまさに和スイーツ!
今回は「蔵元秘伝みつ 白あん・黒みつ付き」とトッピングの白玉を注文。
かき氷はかなり盛り盛りです!
ふわふわで口に入れた瞬間に溶けるような軽い食感なので、意外と進みます。
お好みで秘伝みつ、白あん、黒みつをかけながら食べます。
かき氷ですが縁日の露店のそれではなく、まさに茶屋でいただく和菓子といった感じでした!
味変しながら食べるので、飽きることもありません。
2人以上で訪れるなら、別のメニューを頼んでいろいろな味をシェアするのがおすすめです!
よく「頭がキーンとしたりすることがない」と言われますが、あれ本当です!
天然氷を薄めに削っていること、少し高めの温度で提供できることで実現しているそうです!
ちなみに以前「寶登山道店」に行った際は、「蔵元秘伝みつ 抹茶あん・黒みつ付き」を食べました。
個人的には抹茶あんが好きです。
お皿や盛り付け方などが違います。
時期によるものか店舗による違いかはわかりませんが、当然味のほうは変わらず保証されています!
こちらは「秘伝みつ 極みスペシャル」です。
あずき粒あん・白あん・抹茶あんがセットの贅沢な一品!初めての人におすすめです。
こちらのメニューは黒みつは付いていないので注意してください!
店内の雰囲気を少しだけ紹介!
店内の様子を少しだけ紹介します。
そこそこ人もいてあまりうろうろするわけにもいかなかったので建物の中は僕が座った座席からの写真のみですが、雰囲気は伝わると思います。
やはり古民家風の内装で、古き良き日本家屋といった趣です。
レトロな感じは今の流行りでもあるので、若い人でも楽しめるのではないでしょうか。
ここ以外にもたくさん座席があったので、どこの席に案内されるかもひとつの楽しみです。
外にもいくつか座席があります。夏場はぜひ屋外でかき氷を楽しみたいですね!
風情のある庭が夏休み気分を味わわせてくれます。
お冷はセルフでの提供。給水機は屋外にありました。
この日は雲行きの怪しい日だったのですが、この給水機に傘が置いてあるのがかわいい。
ただのビニール傘なのはご愛嬌。笑
わかりづらかったのですが、近くの座席の透明ケースの中にコップが入っていました。
まとめ
「阿左美冷蔵」は県外からも多くの人が訪れるほどの有名店。
かき氷という誰でも知っているメジャーな商品で、これほどまでに多くの人に選ばれるのはやはりこだわりの味と雰囲気があるからです。
それだけに来た人が「どうやって入店していいかわからない」「なんとなく混んでそうだから」などの理由で来店を諦めてしまうのはもったいないと思います。
ぜひこの記事を参考にして「阿左美冷蔵」のかき氷を楽しんできてください!
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